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[メディア情報]
(2018.11.28更新)

[new]山の日のリサイタル(2018年8月11日すみだトリフォニー小ホール)のリサイタル評

【音楽の友2018年10月号 齋藤弘美氏】
当日は「山の日」だったことからプログラムは`berg=ベルク(=山)`に関連のある作品を組んだという。それが意図的とはいえ20世紀前半とバロックという時空を超えた音楽世界を結び付けたのは出来すぎである。前半はいきなりベルクの「ピアノ・ソナタ」。調性曲でありながらすでに無調的なあいまいさやベルク特有の抒情性が髙橋の端麗なピアニズムによって鮮やかに描き出されていく。展開部の複雑に絡み合うデリケートな音の動きやクライマックスの盛り上がりは完全に掌握した感。続くシェーンベルクは対照的ともいえる2作品。初の無調作品となった重厚深遠な「3つのピアノ曲」と一瞬の音楽的衝動を捉えたような短い曲からなる「6つのピアノ曲」。曲の個性と特性が見事にとらえられた演奏に感服。そして後半のJ・S・バッハでは原曲がチェンバロ用である楽器のソノリティや音色の違いをいかにピアノに移し替え、ピアノ音楽として成立させるか、という髙橋自身の創意に満ちた表現力が終始感じられた。《ゴルトベルク変奏曲》をライフワークとする高橋のいささか‘我田引水‘プログラミングが、結果として彼自身の音楽的視点や視界を明晰にしてくれた興味深く価値のある演奏会だった。


[new]平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲リサイタル(2018年7月1日ルーテル市ヶ谷ホール)のリサイタル批評

【モストリークラシック 2018年9月号 萩谷由喜子氏】
髙橋望はドレスデン国立音楽大学でペーター・レーゼルに師事した逸材。帰国後はコンスタントに活動し、ことにライフワークとするバッハ「ゴルトベルク変奏曲」は毎年必ず弾いている。彼のバッハは自然体で、心と技が一つになってバッハへの畏敬の念に溢れたおおらかな響きを生む。各声部をおのずと立ち上がって明澄な線をなす。ひとたび聴けば、ピアノによるバッハ演奏に懐疑的な人も宗旨替えするのではなかろうか。今回は「平均律クラヴィーア曲集」第1巻全曲リサイタルだ。録音も達成し、4月の神戸に続く2度目の演奏会だけあって、プレリュードとフーガがしっかり手の内に入っていることがありありとわかる。その弾き込みの深さに安住することなく、作品への敬意が保たれて、曲を移るごとに気を引き締め、新鮮な気分と小さなアイディアを大切にしながら24対が丁寧に弾き進まれた。前半12対で1時間超、休憩を挟んで後半12対がやはりそれくらいかけて演奏され、最後には彼らしく「ゴルトベルク」の再会のアリア。


[new]ゴルトベルク変奏曲リサイタル(2018年1月20日)のリサイタル批評

【音楽現代2018年3月号 津嶋えりこ氏】
人の一生を表すような曲に、過剰な筋立てをつけないピュアな演奏。聴衆にも意味づけができる余地を残した。各声部を音量差だけでなく、表情でも弾き分けていく。まるで複数の人が同時に語っているかのよう。通奏低音と他声部の対比が見事だった。舞曲風の変奏曲の中では、繊細なニュアンスのつけられた第7が秀逸。シチリアーナにも聴こえてくる優雅さも魅力的だった。技巧的な第23はクリアな音色がユニークなリズムや旋律の反進行を生き生きと引き立てる。一方第25変奏は、ホールの残曲を活用し嘆きを表現。ト短調ならではの透明感に息をのんだ。カノンの第9は和声の揺らぎが神秘的に奏され、第12では対称に置かれた旋律の流れが明快に示された。どの変奏曲も和声の解決進行に温かみが感じられる。変奏曲にちりばめられているバッハの豊かな着想が、統制の取れた配分ですっきりとまとめられていた。最後に再び現れたアリアは、人生を回想するようだった。


[new]ゴルトベルク変奏曲リサイタル(2017年1月28日ルーテル市ヶ谷ホール)のリサイタル批評

【音楽の友2017年3月号 上田弘子氏】
ドレスデン音大で名匠レーゼルに学んだ髙橋がライフワークにしているJ・S・バッハ《ゴルトベルク変奏曲》は、師匠譲りの解析力と包容力による滋味深さ。今回はさらに練られた表現のため、アリアと30の変奏のいずれもが明確に示された。フィンガーペダルを駆使したアリアが穏やかに開始され、さあ大登山=30の変奏の始まりだと構えて聴いていたら、落ち着いた歩みで進み(1)、バレエの基礎練習のようなシンプルな優雅さ(2)、優しい造り(3)、コケティッシュな表情(4)、そしれアクセントのように登場するカノンと、最初の数曲から個性が満載。しかもそれらが根底では有機的に連動しているから恐れ入る。サラバンドのような表情で閉じられたあと(15)、ベーゼンドルファー(調律・水島浩喜)の甘美な響きに高橋は太い杭を打つように打鍵していき(16)、以降はモダンピアノの特性が活かされる。フランス印象派のようなタッチ(19)、ロマン派的アゴーギク(21)等々、ここまでの万華鏡のような展開は、魅惑のノイシュヴァンシュタイン城の各部屋を案内されているよう。最初と最後のアリアの風景の違いなど、何とも意味深い。


「ピアノ四手連弾の領域」(2016年5月19日杉並公会堂小ホール) 各誌批評

【音楽の友 2016年7月号 伊藤制子氏】
実力派ピアニストの伊藤憲孝、髙橋望。ともにドイツで学びソロ活動もしている二人による4手の世界は、J.S.バッハのカンタータのクルターク編曲から、ジャズのエスプリを採り入れたマイケル・ホワイト、そして気鋭の酒井健治作品を経て、シューベルト「幻想曲」へと美しい軌跡を描いた。≪魔笛≫のツェムリンスキ―編曲の親しみやすい世界、ホワイト「ソナタ」のリズムの饗宴まで、表現の幅は広く、かつ演奏はしなやかだ。とりわけホワイト作品の明るさのある原色のカラーが見事に描き出されていたのは印象的。委嘱作品である酒井健治≪ミュテュアル・ポートレイツ≫はコラージュとオマージュがコンセプトの中軸。第1楽章は酒井自信の練習曲を自由にコラージュしたもので、第2楽章はリストの練習曲が素材になっているという。非常に難しく華やかな曲でまさに超絶技巧を要する。二人のピアニストの妙技は彼らの高いポテンシャルを示していた。

【音楽現代 2016年8月号 浅岡弘和氏】
広島県尾道市出身の伊藤憲孝と埼玉県秩父市出身の髙橋望により5年前、結成されたザ・ロンターノ(遠い二重奏)久々の意欲的な演奏会。まずはクルタークのバッハ編曲「ソナティーナ」とツェムリンスキ―のモーツァルト「魔笛」編曲が採り上げられたが特に後者の緊迫感に満ちた出だしなどなかなかのもの。そしてジュリアードの現代作曲家マイケル・ホワイトの連弾ソナタが日本初演。
後半はまず今回新作を委嘱された昨年のローマ賞受賞作曲家酒井健治と仕掛け人池田卓夫のスペシャルトークがあり、酒井の「ミューチュアル・ポートレイツ(対峙する肖像)」が作曲家隣席の下、世界初演。2楽章構成。第1楽章は自画像で、第2楽章のリストの超絶技巧練習曲へのオマージュと結晶化され透徹し切った響きが共鳴し合う。最後はこのコンビの定番シューベルト/カロリーね幻想曲。ゆったりとしたテンポでじっくりと弾き込まれ息もピタリ。真摯な態度で地震計のようみ乱れた筆遣いを音楽化していた。


ゴルトベルク変奏曲リサイタル(2016年2月6日やなか音楽ホール) 各誌批評

【音楽の友2016年4月号 上田弘子氏】
ドレスデン音大で名匠ペーター・レーゼルに師事した髙橋は、師のDNAさながらに作品を掘り下げる。定期的に取り上げているJ.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》も発酵の極みを実感した。同曲をモダン・ピアノで奏する際、解釈も奏法も様々である。 しかし 髙橋は全編、作品の真意探求と 楽器の可能性を披露し、会場の空気感も功を奏しての名演。特に評価したいのは、弾く姿勢(体幹)に芯があることと、耳の良さとセンス。変奏曲だからと弾き走ることなく、強固でしなやかな構成感。2度、3度、4度と変わっていくカノンと、折り返して発展を見せる第16変奏以降の造りなど、モダン・ピアノだからこその多彩さ。響きもアゴーギクも時おり、ロマン派に通じる表現を見せるが、その知的な揺らぎは、これまでの様々な研鑽の結晶だろう。やり過ぎにならない理性は高潔で、と同時にアリアを含む全30変奏の深みを愉しく聴かせる豊かなイマジネーション。それらを表現する柔らかく使われた関節からの技巧も見事。"タカハシのゴルトベルク"とも言える商品価値である。

【音楽現代2016年5月号 浅岡弘和氏】
秩父市出身。ペーター・レーゼルの愛弟子 髙橋 望は、ライフワークとして毎年、大バッハの鍵盤音楽の集大成であるゴルトベルク変奏曲を採り上げているが、今回も 用意周到に事前に勉強会を行い、リピート尊守で 80分を超える演奏時間といい、実に聴きごたえのある演奏会となっていた。髙橋の演奏はテンポこそ前回とほとんど変わらないようだったが、よりいっそう自由になり、細部が練れて来た感じ。機械的で平板なチェンバロと違う、歌える楽器 ピアノの広大な表現力を最大限に活かし切っており、「序曲」以降も音楽の流れが一新。髙橋ならではの知的な分析力と構築性がその所を得ていた。


レコード芸術2015年9月号準特選盤 月評

【濱田滋郎氏】
高橋望はドレスデン国立音大に学び、ドイツ国家演奏家資格を最優秀の成績で取得したというピアニスト。2002年に帰国ののち、故郷の埼玉県秩父市を本拠に演奏活動を続けてきた。とりわけ、彼が「私にとって永遠のテーマであり、その探求は終わりのない旅」だという≪ゴルトベルク変奏曲≫は、彼の演奏活動の核心をなすものであるらしい。当ディスクは本年(2015年)1月31日、彼が東京の四谷区民ホールで催したコンサートのライヴ録音で、全体にわたりリピートを丹念に行ってるため、CD1枚ぎりぎりの79分58秒を要している。主題の〈アリア〉を一聴してまず感じることは、高橋望が虚飾や野心のない、誠実な心情をもってこの作品に接していること。デリケートな漸強、漸弱の呼吸、つまり現代ピアノにおいて可能な表情性をはっきり意識して活用していること。以下につづく諸変奏においても、そのような演奏上の特色は一貫して変わらない。濁りのないタッチが、きわめて明確な美しい音像を描き出すことも言わねばならない。各変奏ごとの表情づけはよく勘考されているが、テンポの設定も含めてけっして極端に走ることはない。ある変奏が速すぎる、と感じさせるケースはなく、逆に遅すぎると思わせるケースもない。装飾はリピートにおいても行うことなく、おおよそすべてが「譜面通り」に弾かれる。が美しい音楽を聴いている、という実感がつねにある。高橋望が、節度のうちで、作品をまるごと歌い抜くからだ。

【那須田務氏】
ピアノでバッハを弾く人が増えた。とくに若い人が弾くのを見ると嬉しい。どうしても派手な見せ場のあるロマン派や近代に関心が向きがちだからだ。今回の高橋望のようにドイツのドレスデンに学んで帰国し、積極的にバッハに取り組んでいるのは心強い限り。これはその高橋の≪ゴルトベルク≫。 <アリア>は入念に磨かれたタッチでフレージングは整えられている。第1変奏は中庸のディナーミクで弾かれ、繰り返しで一段音量を下げ、任意な装飾を積極的に入れる。もちろんタッチは短く、基本となる8分音符のテンポが一定。そこに愉悦に満ちたビート感が生まれる。そのうえ響きの制御が巧みなのでテクスチュアの透明度は高い。第2変奏はぽつぽつした左手の伴奏とよく歌う旋律がきれいに弾き分けられる。同度のカノンの第3変奏は、主題の弾き出しが明快。第6変奏は順次進行の下降の主題だが、この場合滑らかなアーティキュレーションで弾くのはバロックの常識。高橋はそれを自明のように行い、よく歌う。後半の音の密集する難所も勢いがある。どこかおっとりとしたクオドリベットが面白い。このようにごく自然にバッハの様式を自らのものとし、涼やかなタッチと洗練された音楽性で弾いている。後は唯一無二の個性と音楽の深みだが、それはきっとこれから。実は、なんとこれは今年1月31日に四谷区民会館で行われたライヴ録音、精度が高いのでしばしばライヴであることを忘れてしまうほどなのだ。

【録音評】
2015年1月のライヴで、聴衆のノイズや気配に邪魔されることなく十分なSN比でクリアに聴かせ、ライヴの証のように十分な間を取って盛大な拍手が入る。距離感やピアノのサイズも自然で、ベーゼンドルファーらしい図太さや明瞭な骨格感を聴かせる。


【クラシック・ニュース】ピアノ:高橋望の室内楽活動、CDリリースゴルトベルク変奏曲!


(2015.06.17公開)


【クラシック・ニュース】ピアノ:高橋望 園田高弘メモリアルコンサート!


(2013.09.28公開)


【クラシック・ニュース】ピアノ:高橋望 秩父の手作りリサイタルでバッハゴールドベルク変奏曲


(2013.09.28公開)


《ピアノ・デュオの世界にフレッシュなコンビが出現!》 (音楽の友4月号 道下京子氏)

2月24日代々木上原のムジカーザに、端正な容姿の男性2人組が登場した。尾道出身の伊藤憲孝と秩父市出身の高橋望によりDuoLontano(デュオ・ロンターノ)だ。「遠い」を意味するイタリア語は、彼らの拠点が800キロメートル離れていることに由来する。2人はドイツに学んだピアニストだが、まったく面識なしとのこと。彼らを引きあわせたのは、音楽ジャーナリスト池田卓夫。この企画を手掛け、司会も務めた。「自分の葬式でシューベルトの幻想曲をうまく弾いてほしい」という秘めたる願いから、ピアノ・デュオ結成を考えたそうだ。ともにソリストとしては多くの経験を積み、実力も認められているが、デュオの経験は初めて。「3年かけてCD1枚分のレパートリーになれば」という計画の上で、何度も合わせを重ねてプロジェクト第1弾を敢行した。当夜はドイツもののプログラムでバッハ=クルターグから2曲とそれぞれの独奏、ブラームス《ハンガリー舞曲》から2曲、シューベルト「幻想曲」など。2人のデュオ人生において、力強い最初の一歩を披露した。それぞれが卓越した演奏技巧、そしてドイツ音楽の真髄に向き合おうとする姿勢をもっており、新鮮な音楽創りが印象に残る。第2弾も期待したい。


《秩父市立秩父第二中学校講演会》 2011.11.04

「音楽がなぜ必要か?」「中学校で勉強したことが現在どれだけ役に立っているか、どれだけ繋がりがあるか」「音楽をやっているとどんな良いことがあるのか!」などお話させていただいました。また、中学時代の友人らが今の自分を支えてくれえいる(スタッフとして演奏会シリーズに関わってくれている)点も強調しました。



生徒さんの質問にも答えました。
「好きな作曲家はなんですか?」
「あがらずに、演奏するにはどうしたらいいですか?」



生徒さんの感想をいくつか抜粋でご紹介させていただきます。

・私は今まで、今勉強していることは本当に将来必要なのか?と考えてきました。でも高橋さんの話をきいてみると、国語、数学、理科、社会、英語など、全て必要なんだなと思いました。

・ピアノを弾いている高橋さんをみて、自分もあんなふうに弾けたらなと思いました。ピアノで美しい音色をひびかせ人々を楽しませることができるように私はなりたいです。夢は「ピアニスト」ではないけれど、目標のようなものです。

・音楽は、すべて12の音から出来ているというのには、びっくりしました。もっとたくさんの音から成り立っているものだと思っていたからです。たった12の音をうまくつかって、いろんな歌やメロディが生み出されているんだなと考えると、やっぱり音楽が奥が深いものなんだなとわかりました。

・憂いを帯びた旋律に喜びやせつなさがおしせまってくるくゆおうな音色に私は「ピアノって生き物みたいだな」と思ったのと「言葉にして伝えようとするより、感情が伝わりやすいな」と思い、ピアノの魅力はそういうところにあるのかなと思いました。

・ピアニストになるまでのことをいろいろ教えてもらって、こんなふうにこの先、いろんな出会いがあって、何かの職業などにつけるのだなと思いました。中学で習った国社理数が大人になってとても役に立つんだなと思いました。私は「やりません」などとことわらないで、どんどん「やります」などと自分から「これをやりたい」などと思って行った方が良いのだと思いました。

・もっと音楽にふれ、ピアノをやってみたいと感じました。

・私も(高崎のプール)カッパピアに行ったことがありますが、(高橋さんのように)自転車では一度もありません。(笑)

・私はピアノを弾けるようになってみたいなと思いました。

皆さん鋭い反応で聞いてくださって、本当にお話をさせていただいた甲斐がありました。

秩父第二中学校のみなさん、どうもありがとうございました。



《GWの福島県に音楽の贈りもの~高野二郎、高橋望が出張》
会津若松市で行ったチャリティーコンサートの記事が「音楽の友」7月号(2011)掲載されました⇒こちら



トッパンホール4月16日のリサイタル評

・演奏会批評~「音楽現代」6月号 2011.6 浅岡弘和氏
秩父市出身。様々なコンクールに入賞後、ドレスデン留学。帰国後、ソロや室内楽に意欲的な活動を展開する新鋭ピアニスト高橋望が久しぶりに東京でリサイタルを開いた。得意のシューベルトをメインに前半の1曲目はバッハ/パルティータ第2番ハ短調BWV826。まず力強く真摯に弾かれた序曲から飄々とした味わいにも欠けておらず、剛と柔の対比が素晴らしい。次のシェーンベルク/六つのピアノ小品も高橋ならではの明確て透徹したタッチにより弾かれた見通しのよい演奏。続いてシューベルト/楽興の時全6曲が弾かれたがこの作曲家独特の諦観の念より、遺体と一緒に埋められた筈の希望を強く感じさせた。後半もシューベルトでピアノ・ソナタ第20番イ長調。これまたピアノが轟然と鳴らされ、質実剛健、骨太の男性的なシューベルトで実にシンフォニックな名演。ことに第2楽章が出来が良く、異常な高潮部分でもピアノを鳴らしきっていた。フィナーレも歌心に満ちた流麗な演奏。

・コンサートレビュー~「音楽の友」6月号 2011.6 原明美氏
ドレスデン音大を経て同大学院マイスタークラス修了し、02年に帰国した高橋望は、翌年から出身地の秩父市でリサイタル・シリーズを続けているほか、東京など各地でリサイタルを開き、07年に初のソロ・アルバムを発表したピアニスト。当夜はバッハ「パルティータ第2番」、シェーンベルク「6つのピアノ小品」Op.19、シューベルト《楽興の時》全6曲と、「ソナタ第20番」が演奏された。高橋は譜面を丹念に読み、演奏を丁寧に作り上げている。そして柔らかなタッチと澄んだ美音が、どの曲でも印象に残ったが、その上で、バッハでは明確は演奏スタイルが、シェーンベルクではリズムの柔軟性が、それぞれ注目された。シューベルトは濁りのない清潔感に包まれている。「ソナタ」はしっかりと弾き込んであり、全曲を通してテンポが安定し心地よい流れを保った。



CS放送「クラシカ・ジャパン」の番組「クラシカ・ラウンジ」で2011年5月4日に会津若松市で行ったテノール歌手の高野二郎さんとの慰問演奏会の模様が一部放送されました(2011年6月放送))


クラシックニュースにインタビューが掲載されました⇒こちら
「これからの飛躍を」とスカイツリーをバックに撮影してくださいました



トリオ・ネーベンゾンネン関連記事

《日本と北欧結ぶ室内楽の「太陽」》
「FACTA」12月号(2010)に掲載されました⇒こちら

《キマネン夫妻の新たな試み@フィンランド》
「音楽の友」12月号(2010)に掲載されました⇒こちら


2010年12月26日秩父市歴史文化伝承館ホールにおける演奏会
オール・ベートーヴェンプログラム
ピアノ・トリオ第3番ハ短調、ピアノ・トリオニ長調「幽霊」、カカドゥ変奏曲








ファーストアルバム「トロイメライ 高橋望ピアノアルバム」関連記事



CD新譜ピックアップ~ぶらあぼ11月号 2008.11 下田幸二氏
まず、バッハのプレリュードから始まる美しいアルバム。弾いているのは髙橋望。武蔵野音大、ドレスデン音大で学び、園田高弘賞コンクール第3位などに入賞している。特筆すべきは、今再び日本でもたいそう話題のペーター・レーゼルに師事していることである。師匠ゆずりなのか、たどってきた道筋からなのか、気品ある演奏だ。シューベルトの即興曲では、随所に素敵なルバートでたゆとう和声をまろやかに表現し、ウェーバー「舞踏への勧誘」は憧れにあふれている。アルバムタイトルのシューマン「トロイメライ」はまさに夢のよう。ベートーヴェン「月光」もよい。

新譜月評~レコード芸術11月号 2008.11 濱田滋郎氏
準推薦 なぜか終わりから2番目という目立たぬあたりに<月光ソナタ>の全3楽章を置いているが、あとはおおむね「小品」と呼ばれる規模の楽曲を揃えたピアノ・アルバム。時にはアマチュアも手を出して弾きたがるような、古典派からロマン派にかけての周知の名曲を揃えており、一見したところでは、人気取りを目当てにしたポピュラー・リサイタルのようにも見える。しかし、ここにCDデビューを果たしたペーター・レーゼル門下のピアニスト、髙橋望の演奏を聴いてゆくにつれ、ここにあるのはけっして大向こうをうかがった‘うらんかな‘の姿勢などではなく、むしろ自身の内側と真摯に向き合った求道の眼差しだと感じ取れる。同時にそれは閉ざされたものではなく、言うならば、丹精こめて枝張りをととのえ咲かせた花鉢を、心ある人たちに見てほしいと、つつましく並べる人の心境を思わせる。だからこそ、表題に選ばれている<トロイメライ>のみならず、バッハ、シューベルト、チャイコフスキー、ドビュッシー、ショパン、モーツァルト・・・曲目のひとつひとつが、しみじみと聴きての胸に通う何かを湛えている。くだんの<月光ソナタ>にしても同じことで、楽章それぞれに気持ちが込められているのを聴く。結びにグリークの《抒情小曲集》中、<感謝>を題された1曲が置かれたのも、おそらく浅からぬ意味合いをこめてのことであろう。申し遅れたが、近頃はなぜか昔のようにひんぱんには弾かれ(聴かれ)ないウェーバー<舞踏への勧誘(招待)>が入っているのを、喜ぶ方もあろう。

今月の優秀録音~ステレオ11月号 2008.11 斎藤宏嗣氏
新進気鋭のピアニスト、髙橋望の『トロイメライ』は、バッハ、シューベルト、チャイコフスキー、モーツァルトからドビュッシーまで、よく知られる名曲を綴った珠玉の一枚。録音は08年5月、埼玉県の秩父ミューズパーク音楽堂。艶やかでクリーンなピアノ音像を豊かな音場空間が包み込む。音像からのエコー離れもよく、爽快な響きが聴感に快い。





学校音楽鑑賞会、リサイタル等の新聞記事

長瀞第二小学校音楽鑑賞会 2006.11【埼玉新聞】

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花の木小学校での音楽鑑賞会 2005.9

[メディア情報]j

ヨコゼ音楽祭「コジ・ファン・トゥッテ」2005.8【日本経済新聞】

[メディア情報]

タカハシサイクル宮地店でのリサイタル 2003.9

[メディア情報]

東京デビューリサイタル 2004.4【日本経済新聞】

[メディア情報]

リサイタルシリーズ第2回 「シューマン」 2004.1【産経新聞】

[メディア情報]

帰国リサイタル 2003.5【産経新聞】

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