ドレスデン中央駅を9時30分に出発。ツヴィッカウ、バイロイト、ニュルンベルクまでIRで田園風景を 楽しみながら、5分乗り換えでICEでミュンヒェンへ。17時30分にミュンヒェン中央駅着。市庁舎ヨコの CDショップL・ベックでCDを漁ったあと、ガスタイクへ。 ミュンヒェンフィルとヴァントの組み合わせは初めてだが弦楽器の多層的な響きが素晴らしい。 第3楽章で、突然音楽の流れが緩みそうになったと思ったら、指揮者が崩れ落ちそうになり、コンマスと チェロのトップが辛うじて支えた。音楽も止まってしまうかと思ったが持ちこたえた。指揮台に用意して あった小さな椅子に腰掛けたまま指揮を続けたが、その後の第4楽章の壮絶は言葉に出来ない。 激烈な拍手にもヴァントはカーテンコールに現れなかった。もうこれで、ヴァントを聴くのは最後かと思った。